今日は、基本、今後のイベントのチラシをつくってた。
パソコンとにらめっこをしながら、ゲストの情報を集める。
動いている方が性に合うのか、今日はなんかいつもより疲れたー!
やけど、ゲストの日記を見てると、どんどんやる気がわいてくる。
やる気というか、なんというか。
これは、絶対に成功させたい!
色んな人に伝えたい!
そんな気持ち。
今日は、ひしひしと闘志をわかせてた!
2月27日(日)には、元プロキックボクサーの哲ちゃんの講演を、ばおばぶで行う。
哲ちゃんの日記を見てて、今回の講演を企画できてよかったって思った。
事故で頭蓋骨骨折。
左耳失聴。
三半規管が壊れる。
プロ復帰。
言葉で書いても、聞いても、すごいなって思った。
だけど、今日日記見てて、哲ちゃんの今は、哲やんの命そのものなんだ。
ほんとうに、色んなことあったんだ。
哲ちゃんだから伝えられること、哲ちゃんしか伝えられないことがあるんだなって思った。
プロ復帰第一戦後。
哲ちゃんの日記からリンクがあった哲ちゃんの友達の日記。
以下、日記より抜粋
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お互いに終始、キックとパンチを打ち合っていて、目が離せない試合。
しかし両者譲らず、勝敗のゆくえは判定へ・・・
判定の結果、惜しくも彼は敗れた。
とても悔しそうな表情。
ナイスファイトだった。
本人は勝ちたかったみたいだけど、じつのところ、僕には勝敗はどうでもよかった。
彼がリングに立って、闘いぬくところを観れたら充分だと思っていたから。
会場にいたオーディエンスの中で、いったいどのくらいの人が、彼が抱えている障害について知っていただろう。
きっと知らない人も多くいただろうし、この試合を見てその事実を知ったら、絶対に驚くに違いない。
数年前の話。僕と彼は、あるCafeで出会った。
彼は、飲食店ではなかなか見かけないガタイをしていて、最初はちょっと浮きつつも、Cafeのホール係として働き始めた。
僕の少し後に入ってきた後輩だったが、年齢が同じだったこともあって(当時24歳ぐらい)すぐに仲良くなった。
キックボクシングをやっている大きな男が、ぎこちなくコーヒーを運んでいる姿が、とてもほほえましかった。
そしてよく一緒に、渋谷『AIR』で朝まで遊んだり、新小岩で飲んだりした。
彼のナチュラルな立ち振る舞いや、考えかた、生きかたが、僕はとても好きだった。
いつものようにCafeに出勤したある日、彼が姿を見せなかった。
突然の欠勤。
そして彼の実家から電話があった。
彼が、バイクに乗っていて交通事故に遭ったという連絡だった。
頭蓋骨、顎、肩などの骨折。
死んでもおかしくはないほどの重傷だった。
奇跡的に一命をとりとめ、長い入院を終えて久しぶりにCafeに顔をだした彼の姿は、今でも忘れる事ができない。
変わり果てた姿だった・・・
大きな傷跡がとても痛々しく、顔は別人のように歪んでいた。
僕は、掛ける言葉が見つからず、しばらく絶句してしまった。
それから月日は流れ、彼は驚くべき回復力と医療の成果で、元の姿に戻った。
傷跡は消え、出会った頃と変わらない笑顔を僕にみせた。
しかし彼には重い後遺症が。
片側の完全失聴と三半規管の障害。
音楽を愛する彼にとって、失聴は絶望的な現実だったと思う。
そのうえ一日じゅう視界はグルグルと回っていると言っていた。
事故の後、彼の精神は大きく変化したように感じた。
死の淵をさまよった人間にしかない強さというか何というか。
それをポジティブな方向へ持っていけるのが、彼の凄さだと思う。
彼は言った。
「俺は生きてる。生きている実感をひしひしと感じる!」
そして今回の試合復帰は、彼がいろいろと考えて導きだした、ある一つの答えなのだと思う。
僕は、それをこの目で目撃できて嬉しい。
彼は復活を遂げた。
死の淵から這い上がった。
これは奇跡ではない。
想像を超えるほどの努力があってこその成果だ。
彼ほど強い男を、僕は他に知らない。
http://ameblo.jp/cavatina-net/entry-10111688374.html
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人は、その内に色んなものを秘めている。
見ただけ、愛っただけではわからない。
でも、その人が今在るのは、今までの命があるから。
一瞬一瞬生きてきたから。
辛いことも、嬉しいことも、悲しいことも、楽しいことも、死にそうなことも、
全部がその人をつくる大切な要素。
これは、自分自身でも言えること。
今在る自分の命に有り難う。
今、在る僕の周りの命に、感謝。
写真は、「ハッブル宇宙望遠鏡」で画像検索したもの