2011年03月08日
ドロップアウト☆
面白い記事があったので抜粋!
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中学校時代の同級生が高校を中退して三ヶ月ほど経つ。
学校内の人間関係がうまく行かなくて虐めを受けていた様子だったが、詳しいことは話してくれない。
本人に言わせれば、これといって目標もなく、何をしていいか分からないので何もできないらしい。
当時はまだニートという表現がなかったが、今で言うニートを三ヶ月続けている。
親や廻りからは相当色々と言われているみたいで、話題に触れただけで怒り出す様に成っていた。
古いつきあいなのでなんとが元気づけようと家へ呼んだ。
我が家のリビングでは、親父が半年ぶりの休日だとかいって、昼間からたこ焼きを食べながらビールを飲んでいた。
首元からはそのたこ焼きを狙って猫の手が、出たり入ったりしている。トレーナーの中に猫が入っているのだ。
心配事って無いのかこの人は?と思っているところで、友人と親父が顔を合わせる。
「お、久しぶりだな、どうした暗い顔して。学校で嫌なことでもあったのか?」
中退したことは知ってるはずなのに、この親父は平気で触れてくる。
友人は邪険にも出来ず、愛想笑いで答える。
「え、はい、あ、学校はドロップアウトしました」
「なんだ、ドロップアウトしたのか?」
「はい」
「ま、本人がそういうなら、ドロップアウトなんだろうなぁ」
「へ?」
「学校辞めたのはしってるが、ドロップアウトしたのか?」
「違うんですか?
」
「学校を辞めるってことは、他の奴らより少しだけ険しい道を選んだだけだろ?
ドロップアウトするのとは少し意味が違うぞ。で、今は何している」
「え、あ、まだ、何も・・・これと言った目標が見つからないので・・・」
友人は少し苦しそうに答える。
「目標が見つからないからって何も出来ない奴は、目標が出来てからも大したことはできないぞ」
「でも、目標さえ見つかれば・・・」
「あ、多分無理」
ヤバイ。友人の表情が切れる直前だ。
言葉に成らない友人に親父が続ける。
「あのな、どんな理由であれ、他の奴より険しい道を選んだのはお前だ。腹を決めろ。
目標が無いからとか甘ったれた事を言ってないで、どっちに向かってもいいから、とりあえず走り出せ。何だっていい」
「何だっていいんですか?」
「ああ、走り出した先に目標を見つけたらそれも良し。もし走り出したのと逆の方向に目標があったら」
「逆の方向にあったら・・」
「かまうことはない、そこから引き返したって、それから走り始める奴らを追い抜いているだけの力はついているはずだ。」
私も、友人も言葉を失った。親父の首元からは猫の手が出たり入ったりしている。
親父は指で500円硬貨を友人のほうに飛ばして言った。
「これで、求人雑誌でも買ってこい」
「あ、はい。帰りに」
「帰りじゃ遅い、今すぐ行け」
「今すぐですか?」
「ドロップアウトしたのか?」
「ドロップアウトじゃないです。他の奴らより少し険しい道を選んだだけです」
「それなら、今すぐ雑誌を買って、その場で働き先をピックアップしろ、今日中に面接に行って、明日から職場に入れ」
二人とも目が点になる。
「少しでも方向が決まったら、ためらわずに最短で行動に移す感覚を身につけろ」
「はい、分かりました」
友人は久しぶりに笑顔を見せてくれた。私も一緒に出かけようとすると、
「一人で行け、時間が無い。走れ」
「ハイ、ありがとうございました」
友人は走り出した。
その日の夜、勤め先は飲食店に決まったみたいで、次の日から勤務だと友人から連絡があった。
一発でニートを辞めさせた親父は認めるけど、そういう話するときは懐から猫を出せよ。
~~~~~~~
うん、大丈夫っ!!
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中学校時代の同級生が高校を中退して三ヶ月ほど経つ。
学校内の人間関係がうまく行かなくて虐めを受けていた様子だったが、詳しいことは話してくれない。
本人に言わせれば、これといって目標もなく、何をしていいか分からないので何もできないらしい。
当時はまだニートという表現がなかったが、今で言うニートを三ヶ月続けている。
親や廻りからは相当色々と言われているみたいで、話題に触れただけで怒り出す様に成っていた。
古いつきあいなのでなんとが元気づけようと家へ呼んだ。
我が家のリビングでは、親父が半年ぶりの休日だとかいって、昼間からたこ焼きを食べながらビールを飲んでいた。
首元からはそのたこ焼きを狙って猫の手が、出たり入ったりしている。トレーナーの中に猫が入っているのだ。
心配事って無いのかこの人は?と思っているところで、友人と親父が顔を合わせる。
「お、久しぶりだな、どうした暗い顔して。学校で嫌なことでもあったのか?」
中退したことは知ってるはずなのに、この親父は平気で触れてくる。
友人は邪険にも出来ず、愛想笑いで答える。
「え、はい、あ、学校はドロップアウトしました」
「なんだ、ドロップアウトしたのか?」
「はい」
「ま、本人がそういうなら、ドロップアウトなんだろうなぁ」
「へ?」
「学校辞めたのはしってるが、ドロップアウトしたのか?」
「違うんですか?
」
「学校を辞めるってことは、他の奴らより少しだけ険しい道を選んだだけだろ?
ドロップアウトするのとは少し意味が違うぞ。で、今は何している」
「え、あ、まだ、何も・・・これと言った目標が見つからないので・・・」
友人は少し苦しそうに答える。
「目標が見つからないからって何も出来ない奴は、目標が出来てからも大したことはできないぞ」
「でも、目標さえ見つかれば・・・」
「あ、多分無理」
ヤバイ。友人の表情が切れる直前だ。
言葉に成らない友人に親父が続ける。
「あのな、どんな理由であれ、他の奴より険しい道を選んだのはお前だ。腹を決めろ。
目標が無いからとか甘ったれた事を言ってないで、どっちに向かってもいいから、とりあえず走り出せ。何だっていい」
「何だっていいんですか?」
「ああ、走り出した先に目標を見つけたらそれも良し。もし走り出したのと逆の方向に目標があったら」
「逆の方向にあったら・・」
「かまうことはない、そこから引き返したって、それから走り始める奴らを追い抜いているだけの力はついているはずだ。」
私も、友人も言葉を失った。親父の首元からは猫の手が出たり入ったりしている。
親父は指で500円硬貨を友人のほうに飛ばして言った。
「これで、求人雑誌でも買ってこい」
「あ、はい。帰りに」
「帰りじゃ遅い、今すぐ行け」
「今すぐですか?」
「ドロップアウトしたのか?」
「ドロップアウトじゃないです。他の奴らより少し険しい道を選んだだけです」
「それなら、今すぐ雑誌を買って、その場で働き先をピックアップしろ、今日中に面接に行って、明日から職場に入れ」
二人とも目が点になる。
「少しでも方向が決まったら、ためらわずに最短で行動に移す感覚を身につけろ」
「はい、分かりました」
友人は久しぶりに笑顔を見せてくれた。私も一緒に出かけようとすると、
「一人で行け、時間が無い。走れ」
「ハイ、ありがとうございました」
友人は走り出した。
その日の夜、勤め先は飲食店に決まったみたいで、次の日から勤務だと友人から連絡があった。
一発でニートを辞めさせた親父は認めるけど、そういう話するときは懐から猫を出せよ。
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うん、大丈夫っ!!
Posted by 命輝き隊 at 01:12│Comments(0)
│スタッフ日記 福ちゃん
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